引当不可日数による自動処理

引当不可日数は、在庫に設定された「出荷期限日」のX日前以降は、出荷伝票に対する物理引当を行わないよう制御するための機能です。

マーチャント側での処理

引当不可日数は、商品マスタごとに設定します。商品マスタの編集はマーチャント(荷主)が実施します。

マーチャント(荷主)側での処理方法については、下記のマニュアルに記載がありますので、この機能を利用する前に、マーチャント(荷主)の担当者に共有をお願いします。

引当不可日数

引当不可日数の効果

引当不可日数を登録すると、「保管状況」メニューで出荷期限日別の在庫数を確認する際、引当不可日数が表示されます。

この「引当不可になる日」は、「保管状況」の検索条件としても使用できます。

引当不可日数が到来した在庫の自動処理

マーチャント(荷主)ごとに設定を行うことで、「引当不可となる日」が到来すると、自動的に「保留」在庫に移動させることも可能です。

自動処理の設定

マーチャントごとの設定」で「商品マスタの引当不可日数をもとに、保留在庫への計上を自動化する」にチェックを入れます。

マーチャントごとの設定

自動処理の結果

「引当不可となる日」が到来した在庫は、自動的に「保留」在庫として計上され、「ダッシュボード」の「アクションセンター」に対象の在庫レポートが表示されます。

ヒント

このアラートは、後述の「レポートを出力」することで自動的に消えます。

これらの在庫はデータ上はすでに自動作成された引当不可ロケーションに移動していますが、現実にはまだ元のロケーションに格納されたままになっています。オペレーターは次の処理を行う必要があります。

  1. ピッキングと、在庫の移動
  2. 出庫

ピッキングと在庫の移動

アクションセンターのリンクをクリックして、自動的に引当不可ロケーションに移動された在庫のレポートを確認します。

レコードを選択し、「レポートを出力」から「在庫一覧表」を出力します。
このレポートをもとに、現実にまだ元のロケーションに格納されている在庫を、引当不可となる日が到来した在庫を保管するエリアに物理的に移動させます。

出庫

これらの在庫を減算(除却)するには、「自動作成されたロケ」をクリックしてロケーションの詳細画面に移動し、「操作」から「すべての在庫を出庫」を選択します。(自動的に出庫処理が行われます。)

または、通常の方法で「出庫」を行います。

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